「長期インターンは就活のためじゃない」大学1年生が教えてくれた、始めてみることの大切さ。

「長期インターンは就活のためじゃない」大学1年生が教えてくれた、始めてみることの大切さ。

2021年02月05日

「長期インターンは、始められるときに始めた方がいい。就活だけではなく、これからずっと活かせると思うから」そう話すのは、株式会社TORNOS長期インターン生の原田亜季さん。

原田さんが思う「長期インターン」とは?そこには、1年生からインターンに挑戦しているからこその気付きが詰まっていました。


原田亜季さん:岡山商科大学経営学部1年生。中学生の時に興味を持った地方創生に関わり続け、インターンでは宿から始まる地方創生をテーマとした動画メディア「YADORIGI』のInstagramの運用に携わっています。


やってみないと、わからないと思ったから。

ー 長期インターンを始めようと思ったのはどうしてだったんですか?

高校生の時にCOMPUS代表の藤田さんの話を聞いたこと、高校時代の友達が長期インターンについて話していたことが興味を持ったきっかけです。中学生の頃から地方創生に興味があって活動を続けてきたのですが、長期インターンは「大学生だからできること」だと思ったのでやってみることにしたんです。

正直にいうと、COMPUSのサイトを見ても、話を聞いてみても長期インターンがどんなものなのかわからなかった(笑)やってみないとわからないなと思ったので、始めることにしました。

◎今回のインタビューもオンラインで行いました!


中学生の時から地方創生一筋。どれもそれに基づいた選択でした。

ー 高校生の時も地方創生に関する活動をされていたとか…

高校ではマイプロジェクトという活動として、地方創生のプロジェクトを立ち上げていました。中学生の時にマイプロという存在を知って「やりたい!」と思って始めたので、いつも先にやりたい!と思うことに出会っていましたね。

具体的には、地元である井原市の「井原デニム」を広げるために、特産品を使ったワークショップやイベントを開催していました。なんで児島のデニムは有名なのに井原デニムは有名じゃないんだろう?と思ったことが始めたきっかけです。

実はそういった地方創生の勉強をしたくて大学受験をしましたが、第一志望には入れませんでした。新たに進路を考えるときに、経営が地方創生に近いのではないかと思って選んだんです。実際に学び始めてみると、経営と地方創生の根っこは変わらないなって気が付きました。

自分が時間をかけて選んだことだから、失敗だと思いたくない。だから自分で正解だと思えるように大学で行動していきたいと思っているんです。

◎高校時代の活動の様子


もちろん不安もあったけど、興味の方が大きかったから。

ー 実際に始める前に、不安はありませんでしたか?

インターンを始める前は、責任がある中で物事を始めることが初めてだったので不安な気持ちもありました。あと、結構やらかしタイプなので、失敗してしまうことに対しての不安もありましたね。

でも、高校生までやってきたマイプロとはまた違って、自分一人ではなく社会に対して与える影響力も違うので、自分や周りがどう変わっていくんだろうっていう興味が勝ちました。


人とは違う経験ができる、それが価値になる。

ー 中学生の頃からアクティブに動いてきたんですね!

こうやってアクティブに動いてきたのは、自分の中に「やりたいことは、やってみよう」っていうポリシーがあるからです。勢いでいいからやってみようって思っているので、長期インターンも、実は深夜の勢いで応募しました。


でもずっとこういう性格だったわけではありません。むしろ小学生の時までは奥手で人前に出るタイプではなかったんです。

海自研修(宿泊行事)で他校の生徒に学校紹介をするために大勢の前に立った時が、初めて人前に出れた時だったのを覚えています。めっちゃ緊張したけど、終わった後に褒められたのがすごく気持ちよかった(笑)

それから自分の意見を人前で言うことに抵抗が少なくなったんです。あと、人前に出るとどうやら褒められやすいってことに気がついて。それだけではなく、「自分にしか経験できないことに価値がある」と気がつけたことも大きかったですね。

その時に気がつくことができたから、中学生・高校生・大学生と挑戦出来ているんだろうなと思います。

◎終始笑顔でお話ししていただきました!


ー 変わる前の自分にアドバイスをするならどうしますか?

自分はその時に変われたけど、変わるって難しいです。でも、何か色々考える前にやってみるのがいいと思うって伝えますね。

例えば長期インターンも、3・4年生で挑戦して周りと同じになってしまうよりは、それが何もわからないままでも、不安に思う前にとりあえずやってみようとするのがいいんじゃないかと思っています。


働くことから見えてきた自分は小さく感じた。

ー TORNOSさんで働くことを決めたのはどうしてですか?

TORNOSで働こうと思ったのは、地方創生を軸にしていきたいと考えていたからです。COMPUSで調べた時に「地方創生」と一番大きく出ていたのがTORNOSだったんですよね。

今はYADORIGIという動画メディアのInstagramの運用と取材を行っています。

YADORIGIには色々な地域の知られていない魅力を宿から発見しようと言うコンセプトがあります。どの地域にも魅力はあるけれど、まだ知られていない、そんな地域の魅力を宿から発見して発信することで地域を元気にしていきたいと思っています。

◎原田さんが発信しているYADORIGIのInstagram

ー 実際に働いてみてどうですか?

実際にInstagramの運用をしてみて、やっぱり反応をもらえると「これだけ多くの人に見てもらえるんだ!」って嬉しくなります。

でも、動画メディアと言うこともあって知識がないことも多く、勢いだけじゃうまくいかないこともあるんだって気が付きました。まだまだ自分ってちっちゃいなって(笑)

リモートでの出勤と言うことで、心細く感じることはあります。質問する時に、会ったことがないメンバーだと心を開くのが難しいな〜とか。でも、オンラインだからこそ、大学との両立が出来ているのかもしれません。好きなタイミングで記事を書いたり、写真編集をしたりしています。


人の意見を聞けることと、軸を持つこと。

ー 心境の変化はありますか?

働き始めてみて、やっぱり責任は思っていた以上に感じています。それが自分の刺激になっているとも思いますが…。それでも先輩方に比べるとまだまだなので、頑張らないと。

印象に残っているのは、謙遜で言ったことに対して「それは自信がないことで、相手に失礼なことなんじゃない?」って言われたことです。自分に自信を持つことができなくて、それが言葉遣いに出ていたことが、相手に失礼になるという捉え方ができることに気が付きました。

そこから自分の自信の持ち方が変わりました。自信を持って仕事をすることの大切さを感じたので、人の意見を吸収するだけではなく、ちゃんと軸を持って考えるようになりました。


尊敬できるメンバーと働く環境

ー この前 COMPUS×TORNOSで交流会をした時に感じましたが、とっても暖かいメンバーの方々ですよね。

TORNOSのメンバーとはまだ全員とは会えていないんです。でも、みなさんすごく優しくて、仕事ひとつひとつに丁寧に取り組まれている印象を受けています。今まで出会ってきた人のタイプとは違うので面白いなって思うし、尊敬できる面が大きいです。

代表の山田さんは、いい意味でひとつひとつの話がぶっ飛んでるなって思います。でもそれはこれまでの経験を生かしてのことだと思うし、言葉に責任が溢れています。尊敬できる人と働けるのは、すごく恵まれているなって思いますね。

◎TORNOSさんとCOMPUSの交流イベント


「地域創生」にはこれからもはまり続けると思う。

ー これからインターンでどんなことに挑戦したいですか?

これからもっと自分がやりたいと思ったことを口にして、周りにもいい影響を与えていければいいなと思っています。

今は宿やその付近の観光地を紹介していますが、イベントや地元ならではのお祭りも取材してみたいです。島とかにも行ってみたい!

ー 原田さん自身の将来はやっぱり「地方創生」でしょうか?

はい。大人になっても、地方創生という軸を貫きたいです。どこで就職するのかもわかりませんが、自分で創るというプロセスを今から学んでいけたらと思います。

ここまで自分が地方創生からぶれないのは、掘りすぎて抜け出せなくなったから。自分がすること全部が新しかったので、癖になったんですよね。

周りにいる人がどんどん巻き込んでくる感じもあるので余計に抜け出せないです(笑)

◎TORNOSで働く原田さん


就活に活かすだけが、長期インターンじゃない。

ー最後に長期インターンをどんな人におすすめしたいか教えてください。

長期インターンに対しては、早く始めてなんぼだと思っています。3年生、4年生で始める人が多いと思うんですけど、自信の持ち方や仕事の仕方をこれからの人生に活かせることを考えると、始められるタイミングで始めた方がいいです。

そういう意味では、新しい刺激が欲しい人にぴったりだと思います。就活に活かすことを考えずにやってみても得るものはあると思うので、新しいことがしたい人や刺激が欲しい人にオススメしたいです。


ー 原田さんありがとうございました!

インタビュアー:株式会社COMPUS インターン生 西澤七海

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