「本当に応募が来るのか不安でしたが、 一歩踏み出す決断をしました。」

「本当に応募が来るのか不安でしたが、 一歩踏み出す決断をしました。」

COMPUS広報:津原佑奈

2025年02月26日

インターン生が会社側にない視点を教えてくれることも多く、学部や学科ではなく、その人の個性やスキルが大切だと考え方が変わりました。

そうお話ししてくださったのは、株式会社岡山トヨタシステムサービス野﨑めぐみ様。

今回は初めての長期インターン導入からインターン生の採用、成長についてお伺いしました。「長期インターンを導入することのメリットが気になる」「長期インターン導入のリアルが知りたい!」とお考えの採用担当者の皆様にぜひ読んでいただければと思います。

株式会社岡山トヨタシステムサービス:岡山トヨタグループのシステム会社として1975年に分社化して誕生後、現在は岡山トヨタグループだけでなく、大手システム開発会社や大手通信教育会社のシステム開発をメイン事業としています。


長期インターン導入の経緯

•まず最初に自己紹介をお願いします。

野﨑:株式会社岡山トヨタシステムサービスの野﨑めぐみと申します!普段は総務と採用関連の作業を兼務でやっています。よろしくお願いいたします。新卒で入社して現在で15年目になります。

•よろしくお願いします。最初に、COMPUSの導入経緯を教えてください。

野﨑:弊社の梶谷会長から、COMPUSのサービスを紹介されたことがきっかけでした。採用活動を進める中で、会社の認知度が低いためか、年々応募者が減少しており、学生向けに情報発信を強化する必要性を感じていました。しかし、当社のSNSはFacebookのみで、学生に向けた情報発信の場が十分ではありませんでした。そこで、新たなSNSを活用し発信の場を拡大できないかと考えていました。

COMPUSさんからお話を伺う中で、SNS運用を学生に任せ、学生目線での情報発信を行うというアイデアが面白いと感じ、サービスを利用させていただくことになりました。

•COMPUSを導入する際に、懸念点や不安点はありましたか。

野﨑:本当に応募が来るのか、不安を感じていました。地方の企業が登録しても、果たして学生が集まるのか・・・と心配でした。名の知れた会社であれば、学生も気軽に応募してみようと思うかもしれません。しかし、当社の場合はそうではないため、応募が来ない恐怖を抱えながらも社内で調整を重ね、一歩を踏み出す決断をしました。

実際に長期インターンを導入してみて

•ありがとうございます。COMPUSのサービスを利用して良かったなと思った部分を教えてください。

野﨑:最も印象的だったのは、サポートが非常に手厚かった点です。弊社ではこれまで長期インターンの経験がなく、インタビューやInstagramやXを利用したSNS運用についても未経験で、何から手をつければよいのか分からない状態でした。インターン生とのやり取りを進めながらも手探りの状況だったため、ゼロから丁寧にサポートしていただき、一歩ずつ進めることができました。

•実際に来たインターン生がどのような方だったのか、どのような成果をあげたのか教えてください。

野﨑:学年や学部の異なる学生が応募してくれ、本当に皆さん意欲が高いという印象を受けました。特に、初回からインタビューに取り組んでくれているインターン生は、慣れるまで大変だったと思いますが、仕事が早く、依頼したことにプラスアルファの成果を返してくれる優秀な方です。最初は1本の記事を仕上げるのに3カ月以上かかっていましたが、現在では1カ月で2本の記事を完成させるまでになっており、成長に驚いています。

•周りの社員さんはインターン生を採用してインタビューをされていることは把握されてますか。

野﨑:そうですね。インターン生を採用して採用ブランディングの作業をやってもらっていることは全社でも通知してますし、実際にインタビューを受けた社員も何人かおりますので、把握はしていると思います。ただ、どう思っているかは聞いたことがないです。昨年末に社内の全員に対してインターン生が書いたインタビュー記事を紹介するお知らせをしたのですが、上の方がチーム内で拡散してくれてたみたいで、note上でのインタビュー記事に対する「スキ」の数が増えました。

•いいですね! インタビューを行う中で、今の目標はありますか。

野﨑:採用人数に関しては例年5、6人なので、まずは採用人数を充足させることが目標です。さらに、せっかくインターン生がインタビューやSNS運用で情報発信をしてくれているので、今後面接の中で応募理由にインタビュー記事やSNSを見たからという人が出てきてくれると嬉しいなと思います。

•SNSをやったことによる社内外反応はどうでしたか?

野﨑:フォロワー数があまり増えないんですよね。そこが課題なのかなって思います。今SNS運用担当のインターン生が不在なのもありまして投稿が頻繁にできていないです。

•インターン生を起用するうえで発信してもらう時に気を付けるといいことはありましたか。

野﨑: 外部に出していい情報とそうではない情報の見極めや確認をしっかり行うことをお勧めします。インターン生だけでは判断できない部分もあるので、そこは企業側でしっかり確認することが必要だと思います。

オンラインでインターン生を採用してみて

•ありがとうございます。COMPUSのサービスを導入する際に、分かりづらかった点、苦戦した点はありましたか。

 野﨑:サポートが非常に手厚く、サービスに関して不満は全くありませんでした。ただ、学生の離脱には苦労しました。順調に取り組んでくれていたインターン生でも、学業やサークルとの両立が難しくなり、辞めてしまうケースがありました。面談時には基本的に3カ月以上の勤務をお願いしているのですが、さまざまな事情があるため、深く追及することはできません。オンラインで作業を進めてもらっていることが、離脱が起きやすい要因の一つかもしれません。勤務時間はインターン生に自由に決めてもらっており、会社の休業日でも出勤できるようにしていますが、そうした場合、インターン生側で困りごとが発生してもこちらがすぐに対応できず、モヤモヤを抱えたまま作業を進めてもらうこともあったのではないかと思います。

•逆にオンラインでよかった点はありましたか?

野﨑:作業場所を問わないので、岡山県外の方からも応募していただけました。今働いているインターン生も東北から作業してもらってます。

•現在出勤しているインターン生は1人になってしまったとお伺いしたのですが、オンラインでインターンをされるうえで、理想の人数はありますか?

野﨑:誰かに何かあった時にリカバーし合えるようになれたらいいので、理想としては2~3人いてほしいなと思います。

•オフラインでの採用は検討されてますか。

野﨑:直接コミュニケーションが取れるので、もし出社が可能な学生がいれば、来て作業してもらえると良いと思います。

インターン生とのコミュニケーション

•オンライン上では何を使用してコミュニケーションを取られていますか。

野﨑:Teamsのチャットを使ってコミュニケーションを取っています。月1で定例のミーティングも行っています。

•業務をスムーズに進めるための工夫はありますか?

野﨑:インターン生への連絡はこまめにするようにしています。業務のことは業務用のチャットでやり取りをしていますが、「体調どう?」などといった個人的なやり取りは直接インターン生とやり取りするようにしてコミュニケーションを取る機会を増やしています。

•今後どんな人材が欲しいとおもいますか。また、インターン生の採用をしてみて考えが変わったことはありましたか。

野﨑:自ら考え行動できる人材を求めるという点は、長期インターンを始めたときからずっと変わらない目標です。長期インターンを始めた当初は、長期インターン生をゆくゆくは本採用に繋げたいと考えていましたが、実際にインターン生と一緒に働く中で長期インターンから本採用につなげることだけが重要だとは限らないなと思うようになりました。自分の強みを活かし、自主的に動いてくれることが重要だと実感しています。

現在働いているインターン生は美術専攻で、そのスキルを活かして、弊社に足りなかった部分を補ってくれています。学生が会社側にない視点を教えてくれることも多く、学部や学科ではなく、その人の個性やスキルが大切だと考え方が変わりました。

最後に

•ちなみに、今後学生に任せたい業務はありますか。

野﨑:私が採用活動をしているというのもあり、面接などを任せてみたいです。責任は重いですが、学生目線で入社する人を選ぶのも面白いかなと思います。

•COMPUSをご利用いただいた上で、知人や他の企業の方におすすめしたいと感じるかどうかを、10段階評価で教えていただけますでしょうか。

野﨑:確実に10です。

•理由を教えてください!

野﨑:0からサポートしていただけたことが大きいと思います。インターン生の導入ができて軌道にも乗ってきてるので。

•長期インターンはどのような企業におすすめできそうですか。

野﨑:弊社がCOMPUSの利用を始めたきっかけが、学生目線で学生に対して何かを発信してもらうことだったので、今までとは違う視点で何かを発信したいなと思っている企業に合うのではと思います。

•最後に、これから長期インターンに挑戦する企業と学生、それぞれに向けて一言ずつお願いします。

野﨑:企業に向けては、COMPUSはサポート体制がしっかり整っているので、今まで長期インターンをしたことがなかったり、新しいことに挑戦をしたいけど迷ったりしている企業におすすめです。学生が積極性のある方ばかりで、そんな意欲的な姿勢はこちらも学ぶところがあります。実際にインターン生と一緒に働いてみると、その良さが分かると思います。

学生については応募に迷っているようだったらまずは応募してほしいなと思います。インターンに応募するにあたって、理由はガクチカや就活でもいいと思うのですが、インターンで誰よりも早く社会人生活を経験してみるのは人生を豊かにする材料の一つだと思うので、ぜひ参加してほしいと思います。そして、参加するからには楽しんで自分から積極的に取り組んでほしいなと思います。

•ありがとうございました。


インタビュアー:株式会社COPMUS 永田久美

Edit

プロフィール

Message

メッセージ

Message

初めての方