
「長期インターン生が来てくれることで、会社に新しい風や柔軟な考え方が入ってくる」
COMPUS広報:津原佑奈
2025年01月20日
「私は長期インターン生だから」ではなく、チームの一員として働いてもらえるような工夫をしていました。
そうお話ししてくださったのは、株式会社CROSLANの人事・採用担当の淺倉様。学生としてではなく、共に働く一員として向き合う姿が印象的でした。
COMPUSでの採用の背景から、実際に学生に成長してもらう過程の作り方まで、長期インターンシップの導入についてまるっとお伺いしました。「どんな業務を長期インターン生に任せられるの?」「どうやったら成長しながら働いてもらえるの?」とお考えの採用担当者の皆様にぜひ読んでいただければと思います。
〇オンラインでインタビューにご協力いただきました!
株式会社CROSLAN:ことばのカベに関係なく、誰もが、自由にチャレンジできる社会の実現を掲げ、次世代HRTechサービス「SMILEVISA」を開発。特定技能外国人の雇用管理や書類作成をDX化するサービスを運営しています。
長期インターン制度導入の経緯と導入前の懸念
・長期インターン制度の導入経緯を教えてください。
淺倉:元々は、うちがスタートアップでなかなか予算を人件費に回すことができないという背景から、正社員ではなく長期で安定して働いてくれる学生さんにきて欲しいと思っていたんです。結果的に、学生とはいえみなさんすごく一生懸命仕事をしていただいていて、すごく優秀な方が多かったので、引き続き長期インターン生を採用していくことになりました。
・COMPUSを導入する前の懸念点はありましたか?
淺倉:採用した長期インターン生がどこまで働いてくれるのかが不安でした。学生という状況で、いろんな事情があって辞められることも多いと思います。それに対しては、ある程度しょうがないと割り切るようになりました。一方で、長期インターン生との交流を増やすことで離職を減らすような工夫もしています。それもあって今はそこまで懸念はありません。
COMPUSを選んだワケ
・COMPUSのサービスの魅力はどこにありますか?
淺倉:とにかく学生が多く集まっているサイトだったところです。何か求人を出せばすぐに応募がたくさん集まっていたのが良かったと思いますね。関西圏の学生を中心に対面で来てくれる方を採用したいと思っていましたが、実際に関西の学生がほとんどでした。
対面のインターンでも採用がうまくいったのは、仕事内容自体を学生が成長できるものにしたり、面白そうだと思ってもらえる内容にしたりしたことが要因かもしれません。あとは、月一回ピザパーティを開いたりと、オフィスに来てみんなで作り上げていくことも全面に推し出していましたね。
学生の目線に立てば、「自分の時間を使うのであれば、有意義な時間の過ごし方をしたい」という気持ちが理解できます。なので、自分が学生だったら何をやってみたかったのか?という視点を盛り込んだことも採用に繋がったのかもと思います。
・他の長期インターン求人サービスとの違いは感じられていますか?
淺倉:他に利用しているサービスは紹介をメインにしていただいていたので、COMPUSは応募がどんどん来たり、スカウトを打ったりとシステムから違っていました。
来てくれた長期インターン生もスカウトきっかけだったことが多かったんです。「興味がある」のボタンを押してくれた学生に話に行って、「もしよければどうですか?」と声をかけたところから採用につながるような。
〇集合写真
お任せしていた仕事と、当初困っていたことの乗り越え方
・具体的にどんな業務を長期インターン生に任せていますか?
淺倉:実際に社会に出てマーケティングの仕事をするのと同じような仕事をお任せしています。動画の企画作成や、外部の業者さんとの打ち合わせ、資料作成などですね。セミナーの運営等まで含めて丸っと全部お任せする形です。
会社規模的にも研修は基本的にありませんが、長期インターン生とはオンラインでも密にコミュニケーションを取るようにしていました。Googlemeetなどを使って、顔を見ながら打ち合わせをしたり。
特に「教えている」というよりも、元々ポテンシャルの高い学生が多かったのかな。1を教えたら5,6とできる感じでしたね。
〇展示会に参加の様子
・業務を一緒にやっていく中で苦戦したことはありましたか?
淺倉:基本的には、言ったことを的確に捉えてくれていました。ですが、やっぱりビジネス的な考えがまだないこともあり、メールの文面や文章の書き方には苦戦して。それに対しても、どんどんコミュニケーションを取ることで今ではばっちりになっています。
対面とオンライン、それぞれの良さ
・対面のインターンと、オンラインでのインターンのそれぞれの良さを教えてください。
淺倉:オンラインの方は、家庭や就職活動の事情があってもフレキシブルに働いてもらえたところが良かったです。予定があってもギリギリまで働いてもらえたりとか。
対面は、来てくれる事で雰囲気が変わって明るく和気藹々とできること。仕事をしっかりやってくれて業務がかなり楽になったこともあげられますが、対面で話すことで新鮮なアイデアをたくさん出してくれると感じていました。
・長期インターン生が成長するために工夫されていたことはありますか?
淺倉:責任と裁量を持ってもらうことを意識していました。できる限り会社全体のミーティングにも出てもらったり、営業やマーケティングのミーティング、展示会などなんでも参加してもらっています。なるべく外に出していくというか、どんどん関わりを作っていただくようにしていますね。
コミットメントを大事にしているので、「私はインターンだから」と思って働いてもらうよりも、自分もこのチームの一員だと考えて働いていただけるように工夫をしていました。
・長期インターン生を採用する時に見ていたポイントはなんでしたか?
淺倉:基本的に全員面談をするようにしていました。面談の際に、しっかりとした服装をしているか、言葉遣いや態度が身についているかは最初に確認していたんです。スキルはまちまちだったと思いますが、真面目にコツコツ頑張れる根気強い方を採用したいとは考えていました。
〇業務中の様子
最後に
・COMPUSを10点満点で評価するなら何点か教えてください。
淺倉:8くらいです。COMPUSの集客力がすごいなと思っていて、基本的に何か募集を始めればすぐに誰かが来ていた印象です。シーンとすることがあまりないので、採用を急いでいたり、早く来て欲しいと考えている企業さんにはおすすめしたいです。
特に私たちのようなスタートアップ企業には、長期インターン生を雇って助けてもらうのはおすすめですね。人手不足解消という意味だけではなく、新しい雰囲気や考え方を取り入れられるので。
・最後に、長期インターンにこれから挑戦したい学生と、採用を考えている企業にそれぞれコメントをお願いします。
淺倉:学生時代は、貴重な時間だと思うし若いので吸収力も高いと思います。その時間を無駄にしないためにも、気になった企業があれば飛び込んでみて欲しいですね。ダメだったらやめればいいので、なるべくいろんな業務をやってみて将来の仕事選びにも役立てて欲しいなと思います。
長期インターン生を募集する背景はさまざまだと思いますが……来てくれることによって職場に新しい雰囲気や風が入ってくる、柔軟な考え方や若い人だからこその考え方を取り入れることができるので、ぜひ採用していただきたいなと思います。
・本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!
インタビュアー:株式会社COMPUSインターン生 津原佑奈