「心の惹かれるままに行動したらいい」 地方から完全リモートでインターンに挑戦した、理系大学院生の好奇心駆動のキャリア論
COMPUS営業:濱田勇斗
2026年08月01日
「ただ1人で勉強するだけでなく、実務を経験した方が現場レベルの視点や面白い知識をたくさん得られるはず。」
そんな強い知的好奇心から、地方にいながら長期インターンに挑戦した奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)に通う長屋陽大さん。
現在は、最先端のオープンソース・セキュリティソフトウェアを提供するグローバル企業「wolfSSL」の日本法人で、サンプルプログラムの作成やバグの修正、ツールの機能拡張といったエンジニア業務に携わっているそうです。
地方学生が世界基準の環境に飛び込んだきっかけや、オンラインならではの壁、そして「働くこと」に対する新しい視点についてお話を聞きました。
「1人での勉強には限界がある」実戦で好奇心を満たしたかった
ーー長期インターンを始めたきっかけを教えてください。
もともとプログラミングにすごく興味があったんです。
大学ではソフトウェアとハードウェアの両方に興味があり、進学当初は「プログラミングであれば、パソコンがあれば自分一人でも学び続けられるかもしれない」と考えていました。
一方で、電気電子分野は大型の実験設備や測定機器など、大学ならではの環境を活用してこそ深く学べる領域だと感じたため、専攻として電気電子分野を選択しました。ソフトウェアについては、大学での学びと並行して独学や実務経験を通じてスキルを身に付けていこうと考えていました。
ただ、1人で黙々とコードを書いたり勉強したりしているだけだと、どうしても自分の考え方に偏りが出てしまって、成長に限界があるなと感じていたんです。
「実際の現場に飛び込んで実務を経験した方が、もっと面白いことをたくさん知れるんじゃないか」というモチベーションが高まったのが、インターンを探し始めたきっかけです。
地方の「エンジニアインターンがない」壁を越えてCOMPUSに出会う
ーーCOMPUSはどこで知りましたか?
最初はWebで「地方 エンジニア インターン」といったキーワードでざっくり探していました。ただ、現状として地方にはエンジニアのアルバイトや長期インターンの募集がほぼなくて、見つけるのがすごく難しかったんです。
そんな中、たまたまリモートで働ける求人を探していた時に出会ったのが「wolfSSL」でした。自分の興味にドンピシャなセキュリティや組み込みの分野を扱っていて、「ここだ!」と思ったのですが、その会社がインターン生を募集していたプラットフォームがCOMPUSだったんです。
「地方の学生も歓迎」とCOMPUSの求人票にも書かれていて、ここから応募できると知ってすぐに登録しました。やりたい企業(求人)を先に見つけて、そこへの架け橋になってくれたのがCOMPUSでしたね。
世界中のエンジニアが使う製品のバグ修正や機能拡張に挑む

ーー現在はどのような業務をされていますか?
主に、製品を使ってくれるエンジニア(ユーザー)の皆さんが使いやすくなるような、サンプルのプログラムを作成しています。
それだけでなく、サンプルを作る過程で本製品のコードを色々と試している時に、たまたまバグ(不具合)を見つけることがあって、それを自分で修正するタスクをやらせてもらうこともあります。
あとは、「wolfCLU」というツールのコマンドライン(エンジニアが実行するコマンドの仕組み)の機能拡張など、本製品の導線をつなぐようなオプション的な開発も担当しています。
一般的なインターンだとWebアプリ開発やAIのデータ分析が多いと思うのですが、組み込みやセキュリティといったハードウェアに近い「ニッチな分野」に、学生のうちから触れられるのはすごく珍しいですし、刺激的で面白いです。
完全自由・完全リモートが生んだ「学業との両立」
ーー現在はどのようなスケジュールでインターンに取り組んでいますか?
wolfSSLでの働き方は、かなり自由にさせていただいています。基本は完全リモートで、Slackを使ってコミュニケーションを取っています。
毎週水曜日にミーティングがあり、「今どんな感じ?」と進捗を新しく話し合って現状を確認したり次のタスクを決める流れです。
一応、週に10〜20時間という目安の稼働時間はありましたが、納期でガチガチに縛られるのではなく、「こういうものを作ってみよう」とチャレンジングな課題を自分のペースで進めさせてもらっていました。
ーー理系の大学院(大学)の学業との両立は大変でしたか?
正直に言うと、学業の方はかなり大変でした(笑)。ただ、インターンが大変というよりは単純に学校の勉強や研究が忙しかったという記憶です。
それでも両立できたのは、 wolfSSLの皆さんが本当に柔軟に、こちらの状況に合わせてタスクを調整してくださったおかげです。
塾の個別指導のバイトも少し並行していましたが、時間が被ることもなく、うまく両立して活動することができました。
「質問するのが怖かった」オンラインの壁を越えた仮説思考

ーー長期インターンの中で、大変だったことや最初の壁はありましたか?
最初はオンラインならではの距離感というか、「こんなことを質問していいのかな…」と人に聞くのが若干怖かった時期がありました。
そこで、ただ「これって何ですか?」と丸投げで聞くのをやめました。
問題が起きた時に、一度自分の中で「こうなんじゃないか」という仮説(ストーリー)を立ててから、「今こういう状況で、自分はこう思うんですけどどうですか?」という聞き方に変えてみたんです。
すると、社員の皆さんからすごく的確で良いアドバイスをいただけるようになり、そこからは海外のチームともスムーズに意思決定や進捗のやり取りができるようになりました。
「自分の状況や考えを相手にわかりやすく伝える力」は、この壁を乗り越えたからこそ身についた大きな成長だと思います。
就活の「新卒カード」を最高の一枚にするために
ーーCOMPUSの長期インターンはどんな人におすすめですか?
やっぱり、僕と同じように地方に住んでいて「やりたい選択肢が周りにない」と感じている人にどんどん使ってほしいです。
インターネットが発達したとはいえ、やっぱり「現場に来てほしい」という企業は大都市に集中しています。地方にいながら最先端のリモートワークを経験できるのは、COMPUSならではの強みだと思います。
就職活動において、「新卒一括採用(新卒カード)」をどのように活用するかは、その後のキャリアや人生にも大きな影響を与える重要な選択だと考えています。
インターンを通して「一般の社会人がどんな風に動いているのか」を現場レベルで知っておくことは、自分が将来ベンチャーでゴリゴリ頑張りたいのか、大企業で大きなプロジェクトを動かしたいのかといった「会社選びの確かな軸(知見)」を得る上で、絶大なアドバイス(アドバンテージ)になるはずです
「やってみないと自分が何を求めているか分からない」
ーー最後に、長期インターンを始めようか悩んでいる学生にメッセージをお願いします。
「インターン」と聞くと、就活のため、意識を高く持たなきゃ、と身構えてしまう人も多いかもしれません。でも、働くことをそんなに重く真面目に捉えすぎなくていいと僕は思っています。
やってみないと、自分が本当に何を求めているのかなんて分かりません。
単純に「なんか面白そうだな」「人生経験のネタが1つ増えたらいいな」くらいのフック(気軽な気持ち)で、好奇心のままにどんどん応募して、飛び込んでみたらいいんじゃないかと思います。
wolfSSLのような、難易度は高いけれど最高のやりがいと刺激をくれる環境が、COMPUSならきっと見つかりますよ!
まとめ
今回のインタビューから見えてきたのは、地方というハンデを言い訳にせず、自分の「もっと知りたい」という好奇心をリモートワークで実現した長屋さんの姿でした。
・地方にいても世界基準の環境で働ける
・「仮説を持って伝える」ビジネスの基本が身につく
・働く解像度が上がり、将来の選択に自信が持てる
学生のうちに一歩を踏み出すことで、人生の選択肢は大きく広がります。長屋さん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビュアー:株式会社COMPUS 濱田 勇斗