「地方企業でも長期インターンは活用できる。」学生の力を活かすチームづくり
COMPUS営業:永井恵衣
2026年03月18日
「地方でも長期インターンは活用できる」
「学生はそれぞれ異なる得意分野を持っているため、インターン制度を導入することで、企業に新しいアイデアや行動力をもたらす存在になる」
「企業にとっても学生にとっても良い経験になる」
そう話してくださったのは、いえいろは株式会社代表取締役社長の白神 康一郎様。
いえいろは株式会社:屋根や外壁の工事店さんと、屋根や壁の修理を依頼したいエンドユーザーさんを、直接繋げるマッチングサイトを運営。
COMPUSを通じて長期インターン生を採用し、ホームページ制作や事業調査など幅広い業務を学生にお任せしているそうです。
長期インターン生をサポート要員としてだけではなく、事業の一部を担うメンバーとして関わってもらっているのが感じられました。
今回は、長期インターン導入の背景や運用の工夫、実際に感じているメリットなど様々なお話を伺いました。
「地方企業でも長期インターンを活用できるのか知りたい」
「学生にどこまで仕事を任せられるのか気になる」
そんな企業の方にぜひ読んでいただきたい内容です。
長期インターン導入の経緯
●まず最初に自己紹介をお願いします。
白神:株式会社いえいろはの白神です。よろしくお願いします。
弊社では屋根・外壁業者と顧客をつなぐポータルサイト「やねいろは」「かべいろは」を運営しています。
●COMPUSを導入したきっかけを教えてください。
白神:2020年頃からCOMPUSを利用しています。
当時は学生に仕事を任せるといっても、アルバイトやパートのような働き方しかなく、企業の仕事に関わるような学生インターンはほとんど東京中心でした。
地方ではそういった仕組みがあまりなかったので、「学生インターンがいたらいいな」と思っていたんです。
特にWeb系の仕事や新しい取り組みを進めるとき、アルバイトの募集ではなかなかマッチする人材が見つからないという課題もありました。
単なる作業ではなく、「主体的に考えて動いてくれる人」に関わってほしいという思いがあったんです。
実は私自身も学生の頃に、インターンという言葉がない時代ですが、仕事を手伝わせてもらう経験をしていて、それがとても勉強になりました。
学生の立場で実際の仕事に関わることで、学校では学べないことをたくさん経験できたんですよね。
なので、学生にもそういう機会を提供できたらいいなと思っていたところで、COMPUSの話を聞き、ぜひやってみようと思いました。
実際に長期インターンを導入してみて
●最初はどのような仕事を任せていましたか。
白神:最初はテレアポやSNS運用など、比較的分かりやすい業務からスタートしました。
ただ実際に一緒に働いていく中で、学生それぞれの得意分野が見えてくるんです。
例えば、
- 事務作業やクリエイティブが得意な人
- 調査や分析を深く考えるのが得意な人
といったように、それぞれ強みが違います。
最初から業務を決めてしまうよりも、一緒に働く中でその人の得意なことを見つけていく方が、学生も力を発揮しやすいと感じています。
そのため現在は、学生の適性に合わせて業務を任せる形にしています。
●現在インターン生にはどんな業務を任せていますか。
白神:かなり幅広い仕事をお願いしています。
例えば
- ホームページ制作
- 公共案件の入札に関する調査
- 新規事業の市場調査
- チラシ制作
- 資料作成
などですね。中には、これから事業化を検討しているテーマの調査など、会社にとって重要な内容を任せることもあります。
学生だからといって単純作業だけではなく、事業に関わる重要な業務にも関わってもらっています。
●学生に仕事を任せることに不安はありませんでしたか。
白神:あまりありませんでした。
学生は、意欲的で優秀な人も多い印象です。実際に一緒に働いてみると、しっかり考えて行動できる人が多いと感じました。
だからインターン生を採用する際は、スキルよりも「やる気」や「人柄」を重視しています。
学歴はあまり関係ないと思っていますが、自分で考える力、いわゆる地頭は大事にしていますね。
例えば質問をしたときに、すぐに答えが返ってくる人もいれば、少し時間がかかっても「ちゃんと考えているな」と感じる人もいます。そういう人は仕事を任せやすいですし、成長も早いと感じます。
逆にあまり考えずに受け身になってしまう人だと、任せられる仕事が限られてしまうこともあります。
もちろん社会人経験はないので、最初は基本的な部分をしっかり教える必要があります。
例えば
- メッセージは必ず返信する
- 遅刻する場合は連絡する
- 業務の報告をする
などの基本的な部分は、弊社では最初の1ヶ月を研修期間のような形にしているので、メッセージの返信や報告の仕方など、社会人としての基本を身につけてもらうことを大事にしています。
こうした基本を最初にしっかり共有することで、その後の業務もスムーズに進むようになります。
学生は意外としっかりしているので、最初の土台さえ作れば安心して仕事を任せられると思います。
インターン生とのコミュニケーション
●インターン生とはどのようにコミュニケーションを取っていますか。
白神:基本的にはFacebookのメッセンジャーを使っています。
また、週1回は直接会う機会を作っています。最近はリモートでも仕事はできますが、やはり対面で話すと学生の様子がよく分かるんです。
例えば
- 仕事へのモチベーション
- 困っていること
- 興味を持っている分野
など、細かい部分は実際に会った方が分かりやすいですね。
学生の場合、言葉には出していなくても悩んでいることや迷っていることがある場合も多いので、直接会って話す時間は大切にしています。

●社員の方とインターン生の関係性はどうですか。
白神:比較的フラットな関係ですね。
社員・パート・長期インターンという垣根はなく、一つのチームとして仕事をしている感覚に近いと思います。社員とインターン生が普通に相談したり、逆にインターン生が社員に質問したりすることもよくあります。
インターン生だからといって特別扱いするのではなく、同じチームのメンバーとして関わることを意識しています。
地方企業でも長期インターンは活用できる?
●地方企業でも長期インターンは活用できると思いますか。
白神:もちろんできると思います。
特に
- 新規事業
- まだ形になっていないプロジェクト
こういった分野では学生の力がとても役立ちます。
既存事業はどうしても社員のリソースが必要ですが、新しい挑戦をする時には人手が足りなくなることも多いです。そういう時にインターン生が入ることで、新しいアイデアや行動力を補ってくれる存在になります。
●企業側にとってのメリットは何だと思いますか。
白神:大きく2つあると思います。
1つ目は、優秀な学生と出会えることです。意欲の高い学生が多いので、企業としても刺激になります。
2つ目は、新しい視点が得られることです。学生は企業の常識にとらわれないので、「こうした方が良いのでは?」という意見をくれることもあります。
そういう部分が会社にとって良い影響を与えてくれると思いますし、柔軟な発想が、会社にとって新しい気づきにつながることも多いですね。
最後に
●これから長期インターンを導入する企業へメッセージをお願いします。
白神:まずは一度やってみることが大事だと思います。最初は不安もあると思いますが、学生は意外としっかりしています。
もちろん最初に基本的なルールを作ることは大切ですが、それさえ整えば、学生にとっても実際の仕事を経験できる貴重な機会になりますし、企業にとっても新しい視点や人材との出会いにつながります。
特に新しい事業を考えている企業には、長期インターンはとても相性が良いと思いますね。

•ありがとうございました。
インタビュアー:株式会社COPMUS 永井恵衣