【まだ間に合う!】大学3年からガクチカを作る方法&ESの書き方を解説
辻将吾
2023年08月01日
就活のESや面接で企業からほぼ例外なく聞かれるのが「ガクチカ」です。
とはいっても、大学3年になるまで特に頑張ったことがなく、「就活でアピールできるガクチカがない…」という方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、大学3年からガクチカを作る具体的な方法を紹介していきます。また、「ガクチカ」で企業がチェックしている点、ESでガクチカを書くポイントなども解説しているので参考にしていただけたらと思います。
そもそもガクチカとは何なのか?
ガクチカは「学生時代に力をいれたこと」を略した言葉のこと。
「学生時代に力をいれたことは何ですか?」
ほとんどの企業が就活のESや面接でこの質問をすることから、就活生の間で生まれ、今では学生にとってなじみ深い言葉になっています。
ガクチカで評価される2つのポイント
ガクチカのエピソードは、アルバイトや学業、サークル活動などが一般的。一方で、留学やボランティア活動、ビジネス経験といった希少性の高い経験をガクチカエピソードとして取り上げる学生も一定数います。
企業はガクチカのどの部分をみて学生の評価を行っているのでしょうか?
一見すると、希少性の高いガクチカの方が評価されると思われがちですが、企業が評価するのはガクチカの希少性だけではありません。
1.課題解決のプロセス
まず評価されるのが課題解決のプロセスです。
課題解決のプロセスとは、ある物事に取り組んだときにどんな課題に直面し、どのような方法でその課題を解決しようとしたのかという過程のこと。
企業はこのプロセスの中で、学生の解決策を練る思考力、生み出した解決策を行動に移す実行力を評価しています。
2.人柄や価値観
もう一つのポイントは学生の人柄や価値観。
採用担当者は学生の人柄や価値観をみて企業理念にマッチしているかを判断しています。
どれだけ能力が高い学生でも、価値観が合わなければ採用しても良い関係性を築くことが難しいかもしれません。最悪の場合、辞めてしまうことも考えられるでしょう。
企業としても採用した学生が辞めてしまうのは避けたいため、学生とのミスマッチを防ぐ判断基準としてガクチカは重要なファクターになります。
大学3年からガクチカを作る方法
大学3年からガクチカを作る流れは以下のようになります。
それでは、順番に見ていきましょう!
今までの経験から絞り出す場合
ガクチカがないと悩む大学3年生の方々が多いと思いますが、過去をしっかりと振り返ればガクチカは見つけられるはず!
学生として過ごしてきた日々が無駄になることは決してありません。
ということで、今までの経験からガクチカを作る方法を3つ紹介します。
1.やってきたことをジャンル別に書き出す
在学中にやってきたことを、学業、アルバイト、サークルなどジャンル別に書き出してみましょう。
その中で特に目的意識をもって課題解決に取り組んだことがあれば、ガクチカになる可能性が高いです。
個人経営の居酒屋のアルバイトの例を以下に挙げておきます。
「ホールに加えてキッチン補佐など覚える業務が多く、新人が仕事を覚えるのに時間がかかることが問題だった。そこで業務マニュアルを作成して、新人育成の効率化を行った。」
各ジャンル広範囲に探っていけば、何かしらのエピソードを見つけられるはずです!
2.日々の習慣を振り返る
自分にとっては何気ない日々の習慣がガクチカになることも…!
ガクチカになる習慣として分かりやすい例を以下に挙げておきますね。
- 朝活をしている
- 毎日の日記
- 筋トレ
- 読書(年間100冊以上)
- etc...
その他にも色んなガクチカが日常には隠れているかもしれないので、ぜひ探してみてください。
1週間の記録をノートにまとめてみると、自分の行動を客観視できて見つけやすいかもしれませんね。
3.周りの意見を参考に見つける
自分で見つけるのが難しい場合は、家族や友人の意見を参考にするのもおすすめ。
第三者の意見を聞くことで、自分では思いもしなかったガクチカが見つかることも多いです。
これから新しく作る場合
ほとんどの大学3年生は、先ほど紹介した方法で何かしらガクチカを発見することができたはず…!
しかし、「どうしても過去の経験からガクチカを見つけることができなかった」という方もいらっしゃると思います。
そこで、続いて紹介するのがガクチカをこれから新しく作る方法です。
ガクチカは必ずしも大層なものである必要はないですが、希少性の高いガクチカがあると他の就活生と差別化できるのも事実。
ということで、大学3年からでもできるおすすめのガクチカづくりを3つ紹介していきます。
1.ボランティア
一つ目はボランティア参加です。
ボランティアは、積極性や行動力をアピールしやすいことがポイント。
大学のボランティアサークルや学生団体、NPO法人に参加してみてください!
ただし、ガクチカのためだけに参加するのはおすすめしません。
この記事を読んでいる皆さんの目的はガクチカを作ることだと思いますが、ボランティアをする場合は何か一つガクチカ以外の目的・目標を決めて参加してください。
なぜなら、面接では必ず「なぜボランティアに参加したのか?」と聞かれるから。
「ガクチカのために参加しました!」なんて口が裂けても言えないですよね。
activoでは、様々な種類のボランティアが掲載されているため興味がある方はぜひ!
2.長期インターン
個人的におすすめするのが、長期インターンに参加すること。
大学生の中で長期インターンに参加する割合は3%ほどといわれています。
そのため、参加すれば結果的にガクチカになる可能性が高いです。
長期インターンでは実務経験を積めるので、自身のスキルアップが見込めますし、基本的なビジネスマナーも身につきます。
この経験は就職後も大変役立つものになるでしょう。
さらに、長期インターンは給料がもらえるため、アルバイトの代わりに参加するのもおすすめです。
ただ、こちらもボランティアと同じく参加するだけではNG。
長期インターンの希少性だけでアピールしても、おそらく面接官には刺さりません。
ガクチカをつくる+αの目的(スキルアップ、在学中に志望職種の経験をしておく、など)を持って参加してくださいね!
3.個人で稼ぐ
3つ目は個人で稼いでみることです。
個人で稼ぐといっても、大金を稼ぐ必要はなく、大切なのは学生のうちに0→1を作る経験をしておくこと。
企業が求めるものは、会社に利益をもたらす人材です。
個人で稼いだ経験がある学生は、企業に利益をもたらす可能性が高いと評価されやすいため、就活を有利に勧められるでしょう。
個人で稼ぐ手段としては、プログラミングや動画編集などがありますが、3年から始めるとなるとスキル取得に時間がかかってしまいます。
そのため、僕がおすすめしたいのはWebライティングです。
プログラミングなどに比べると稼げる金額は少ないですが、最低限の文章力があればクラウドソーシングサイトなどで案件を獲得できます。
この記事を書いている私も、長期インターンに参加する前はWebライターとして活動してました!
ガクチカの書き方
せっかくいいガクチカが作れても、ESで良い文章を書けなければ採用担当者にあなたの魅力を伝えることは難しいでしょう。
ということで、次はガクチカの書き方を解説していきます!
1.ガクチカ作成時のフレームワーク
ガクチカ作成時は、基本的には以下のフレームワークに沿って書くと、論理的かつ分かりやすく伝えられます。
まずは①結論から始めることで、何の話をしているのかが分かりやすくなります。
次にガクチカの②動機(きっかけなど)、その活動での③目標と課題は何だったのか、そして③を達成・解決するために④取り組んだことは何かという流れで書くことでしっかりとした論理が構築。
そして最後に、⑤結果と⑥経験から学んだことを書くことで、論理的かつ分かりやすい、スッと読めるESの文章が完成です。
文章が苦手な方はぜひ、上記のフレームワークを活用してみてください!
2.数字や第三者の評価を書くと◎
補足として、実際にフレームワークに沿ってガクチカを書いていきますが、採用担当者にさらに分かりやすく伝えるポイントは以下の2点です。
- 数値ベース
- 第三者の評価
この二つを記載することで、内容の具体性と説得力がグッと増します。
「人数が少なかったサークルメンバーを増やした」
「7人しかいなかった小規模サークルを100人以上の規模にまで拡大させた」
前者と後者を比較すると、後者の方が具体性と説得力がありませんか?
数字は物事を客観的に評価するための重要な指標です。
第三者の評価も客観的な事実になるので、書くことをおすすめします!
3.ES通過者のガクチカを参考にする
ES通過者のガクチカを参考にするのもおすすめです。
unistyleでは本選考ESやインターンESなど、過去にESを通過した学生のガクチカを見ることができます。
自分の経験に近いガクチカを探してみてください!
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